素朴な疑問に向き合う遊び場:実験工房

オープンキャンパス 2019

立命館大学では8月3、4日にオープンキャンパスが行われました。我々実験工房のメンバーも、来てくださった高校生や保護者の方々に向けた活動紹介を行いました。

内容は、「物理学とは何をする学問か?」、「なぜ実験をするのか?」など、高校や予備校の授業等では聞く機会が少ない話題と、実験工房でできることの紹介でした。学生が普段何をしているのか、考えているのかが伝わっていればと思います。

また、テスラコイルを使った実験を行いました!写真はこちらです↓

実演したテスラコイル

これは物理科学研究会からお借りした自作のテスラコイルです。実演しつつ、基本原理の説明等を行いました。

テスラコイルとは、簡単に言ってしまえば高周波・高電圧を発生させるための回路です。共振という現象を利用しており、一次コイル(写真:板上の円形コイル)の振動電流が作る磁場で二次コイル(写真:円柱のコイル)の電圧を誘導し、この中で共振することで高電圧が発生します。こうして二次コイルの先端からも高周波の電磁波を得ることができます。

実演では、トロイドに蛍光灯を近づけてみました。なんと、蛍光灯は電極につないでいないのにも関わらず点灯します。これはなぜかと言えば、二次コイルからの電磁波によって発生・加速させられた電子が蛍光灯内部の水銀に衝突して励起され、可視光が発生するからです。見た目にもとても面白い実験です(実験に夢中で写真を撮り忘れていました…すみません)。

さて、今回はオープンキャンパスの様子をお伝えしましたが、いかがでしたか?もっと実験工房の活動について知りたいという方は、気軽にご連絡ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です